KUBA Clothes 009

コンゴ民主共和国の中央部、クバ王国のラフィア椰子の布

男性がラフィア椰子を平織りして、その布に女性がラフィアの糸を刺繍してつくられます。
1枚あたり、5000〜10000針目が必要でとても時間のかかる作業。
独特な文様を持つ布の製作で有名なのは、王族である ブッショング族とショワ族です。
ブッショング族の布の中でも、ヌチャック（ Ntchak ) と呼ばれる布。
矢印、格子、二重の円、菱形、くの字など多様な文様が縫い込まれたアップリケの布で、
70-80cm四方の正方形の布を10枚ほどつないで、女性用の装束として使われます。

一方、ショワ族の布は、いわゆる草ビロードと呼ばれるラフィアの刺繍布です。
ラフィアの平織りの布に単純な刺繍とランバットとよばれる糸の束を突起させ、
もこもこ感を出す刺繍の２種類の方法で、幾何学的な模様を織り込んでいます。

SIZE 49×57

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